肌のしくみ
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皮膚は、表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
人の体の皮膚の総面積は約1.6㎡もあり、その重さは3㎏もあります。
<表皮>
皮膚の一番外側にある部分が表皮です。その厚さは0.05~0.2mmと非常に薄いです。この表皮は角質層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、基底層の4層から成り立っています。
角質層は皮膚の一番表面にあります。私達が普段から「角質」と呼んでいるのはこの部分です。表皮細胞が死んでしまった角質細胞からできており、この角質細胞が垢(あか)となり皮膚からはがれ落ちます。
新しい表皮細胞は表皮の一番下にある基底層で作り出します。これが顆粒層、有棘層、角質層へと押し上げられ、最終的に垢となるのです。このターンオーバー(新陳代謝)を約4週間〜かけて繰り返します。この期間は老化とともに長くなります。
また基底層にはメラノサイトがあり紫外線に反応してメラニン色素を生成します。メラニン色素の量が多ければ肌は黒く、少なければ肌は白くなります。基底層で紫外線を吸収することで、表皮の下の真皮を守っているのです。
<真皮>
真皮は表皮の下にあり、その厚さは0.5~4㎜です。コラーゲン(真皮の約80%を占める)とエラスチンという線維があり、肌の弾力やハリを保つ働きをしています。またこのコラーゲンとエラスチンの周りを埋めるようにヒアルロン酸が存在します。真皮内の水分量を保つ働きをします。ヒアルロン酸が多ければ、みずみずしい肌になります。つまり真皮が健康だと、弾力がありスベスベツルツルのお肌になります。
コラーゲンやエラスチンが減少するとシワの原因になります。よく化粧品で『コラーゲン配合』というものがありますが、保湿効果はあっても、真皮に吸収されシワに作用すようなことはありません。
またこの真皮には皮脂腺や汗腺が存在します。
皮脂腺からの分泌物が肌の表面に保護膜をつくります。細菌が毛穴に進入しないように守ってくれます。これが過剰分泌されれば、脂っぽい肌となり、ニキビなどの原因になります。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。
エクリン汗腺は体温調節のために汗を分泌します。この汗はサラサラとしており無臭です。
もうひとつのアポクリン汗腺は粘着性の汗を分泌します。この汗が細菌と交わることで体臭が発生します。このアポクリン汗腺はワキ、足の指の間、耳、陰部に多く存在し、ワキガや足の臭いの原因になります。また性ホルモンの影響を強くうけます。思春期になると、体臭が強くなってくるのはこのためです。
ちなみに、ワキをレーザー脱毛すると、毛穴がふさがることでアポクリン汗腺からの分泌物が少なくなり、ワキガの臭いを減らす効果もあります。